現実は共有できない

「現実は共有できない」について勝手に考察

 

社会人になって12年もの月日が経ちました。

そこでわかったことがあります。

 

それは「現実は共有できない」ということです。

 

例えば、“A社の売り上げが下がった”という事実があったとします。

営業部は、商品に魅力がなく、取引先がB社に乗り換えたからだと主張します。

開発部は、営業部のやり方がよくないと主張します。

 

営業部は、日ごろから商品を売るために試行錯誤していることに間違いないでしょう。

開発部も、もっといい商品を作るために試行錯誤していることに間違いないでしょう。

 

しかし、

営業部のやり方に問題があったかもしれませんし、開発部のやり方にも問題があったかもしれません。

 

そもそも、営業部や開発部に割り当てられた予算や人員に問題があったかもしれません。

 

 

つまり、“A社の売り上げが下がった”という事実“に対して、なぜそうなったのかを考えるとき、その現実は共有できないということです。

 

言い換えるなら、「現実は立場によって変わる」ということです。

 

はっきり言います。共有できるのは、「未来」のことです。もう少し具体的に言えば、「今後の目標」です。

 

みなさんも、現実の話の量より、未来の話の量を増やしてみませんか。

 

いまより前向きに物事が進むと思いますよ。