【早期リタイア目指す人へ】米国株だけの投資で大丈夫なのか?

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結論

リスク高いです

 

早期リタイア(FIRE)を目指している人で、米国株に投資している方多いと思います。つみたてNISAを利用してSP500連動型の投資信託を毎月買っている方も多いのではないでしょうか?

 

しかし、米国株だけに投資しているのであれば、ちょっとリスクが高いように思います。理由について語っていきます。

 

ちょっと前まで新興国が伸びていた

私は大学で経済学部に所属していました。2006年に入学しましたが、そのとき経済の主役は間違いなくBRICSでした。BRICSとは、ブラジル(Brazil)、ロシア(Russia)、インド(India)、中国(China)、南アフリカ共和国(South Africa)のことで、今後これらの新興国が成長すると経済学者もみんな言っていました。このとき、学生だった方は授業で何度もBRICSという単語を聞いたはずです。実際、2000年代新興国の経済が急速に成長し、どんどんお金が集まっていました。新興国株に投資をしていた人も多くいたと思います。

 

BRICSの現状

2010年ごろから、中国以外はかなり厳しく、経済は低迷しています。経済学者でも5年後のことは読めなかったのです。

 

この10年どこにお金が集まったか

それでは世界中のお金は、BRICSからどこに集まったのでしょうか?ご存じのとおり米国です。2010年ごろからGAFA(GoogleAppleFacebookAmazon)を中心にお金が集まり、NASDAQやSP500は右肩上がり。この10年間、米国株に投資していた人はすごい利益を出したはずです。

 

10年後のことなんて誰もわからない

結局これから10年先のことなんて誰もわかりません。経済学者もわからないぐらいです。1990年ごろまでは日本株が最強でした。そんな時代もあったのです。つぎの10年、20年、米国が伸び続けているのか、新興国の時代がまた来るのか、誰もわかりません。そのため、米国株だけ投資をするのはおすすめしません。

 

長期投資はリスクを分散するのが鉄則

長期投資を考えるのであれば、やはり分散投資がおすすめです。米国株だけに投資をしていると、米国が伸び続ければ莫大な利益がでますが、低迷したら損失を被る可能性も大いにあります。10年、20年と長期投資を考えている人ほど、米国だけではなく、新興国や先進国など国や地域を分散して投資することをおすすめします。

 

分散投資で悩む方へ

とは言っても、何に投資していいかわからない人もいると思います。そういう人におすすめなのが、eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)です。これ1つで先進国も新興国もカバーできます。また、ニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等型)もおすすめです。国内外の株式と債券をバランスよく運用しているので安定感はバツグンです。大きな利益は出せないかもしれませんが、着実な資産形成にはいいと思います。

 

これから先も米国株の収益率がいいとは限りません。リスクはできる限り分散し投資を楽しみましょう♪

  

※投資は自己責任で行ってください。